Code.orgは日本語で使える?学習画面は日本語・案内ページは英語【2026年8月確認】

日本語表示を切り替えながら学ぶ子ども お悩み・疑問解決

「子どもに code.org をやらせてみたいけれど、英語のサイトだと親も子も挫折しそう」——そんな不安から検索された方も多いのではないでしょうか。私も元エンジニアとはいえ、初めて子ども向けの学習教材を英語のまま渡すのは正直腰が引けます。2026年8月時点であらためて公式サイトを確認したので、結論から実際の使い方まで整理してお伝えします。

結論を先に
  • 実際に学習する画面(studio.code.org)は日本語で表示されます。
  • 英語なのは主に紹介ページ側で、特に2026年に増えたAI関連の新しいページです。
  • つまり「サイトは英語でも、子どもが触る画面は日本語」と考えて大丈夫です。

なぜ今、code.org に英語が増えているのか

Code.org は「CodeAI」へとブランドを変更しており、公式トップページにも「Code.org has become CodeAI」と明記されています。ドメイン自体は code.org のままですが、掲げているミッションも「テクノロジーを理解し、方向づけ、問い、創造する力(digital fluency)」という表現に変わりました。

あわせて、毎年恒例だった Hour of Code も「Hour of AI」という新しい取り組みに引き継がれています。hourofcode.com のトップも、この The Hour of AI に切り替わっており、日本語版として案内されていた hourofcode.com/jp のページも、2026年8月時点では英語のHour of AI版に差し替わっていることを確認しました。

つまり今起きているのは、サイト全体を作り直している「移行の途中」と見られる状況です。新しく公開されたページから順に英語で先行し、日本語の翻訳が追いついていない、という状態だと考えるとつじつまが合います。公式が「いつまでに日本語対応を完了する」と発表しているわけではないので、今後どのくらいのスピードで整うかは断定できません。

なぜCodeAIがここまで急いでAI関連のページを増やしているのか、その背景として公式が挙げている数字も参考になります。「生徒の84%がすでにAIを使っているが、学校で全生徒がAIを学んでいると答えた高校のリーダーは16%にとどまる」というデータです。学校教育がAIの実態に追いついていない、という危機感がCodeAIへのブランド変更や新教材の急ピッチな公開につながっているようで、その結果として英語のページが先行し、日本語対応が後回しになっている、という流れだと私は見ています。Code.org 自体がどんな団体で、何を無料で提供しているのかという基本的な部分は、Code.orgとは?無料で学べるプログラミング学習プラットフォームで整理していますので、あわせてご覧ください。

言語表示を切り替えるときの考え方

2026年8月にあらためて studio.code.org(実際にコースやレッスンを進める学習画面)にアクセスして確認したところ、特に何も操作しなくても自動的に日本語表示に切り替わりました。アドレスにも /jp/ が付き、「サインイン」「アカウントを作成」「学ぶ」「概要」といったメニューがすべて日本語で表示されます。対応していないブラウザへの警告文まで日本語だったので、子どもが実際に学習する画面まわりの日本語対応はしっかりしていると考えてよさそうです。

一方で、code.org/ja-JP/ のような「日本語専用のURL」は用意されていません。直接そのURLを開こうとしてもページは見つからず、案内・紹介ページ側は基本的に英語のまま、という状態です。つまり日本語で見られるかどうかは「サイトのどの部分を見ているか」で決まります。学習を始める入口(studio.code.org)は日本語、そこにたどり着くまでの紹介ページは英語、というイメージで捉えるとわかりやすいです。

ただし教材そのものは別で、特に2026年に新しく追加されたAI関連の教材の中には、日本語の選択肢が用意されていないものもあります。「学習画面に入れば必ず日本語になる」わけではなく、教材によっては英語のまま残ることがある、という点は覚えておいてください。

保護者向けに補足すると、トップページの「学ぶ」メニューなどから普段通りにコース選択・レッスンへ進むだけで、自然と studio.code.org に移動し、表示も日本語に切り替わります。わざわざ言語設定のボタンを探しに行く必要はなく、いつも通り進めば日本語で表示される、と考えて差し支えありません。

ブラウザの翻訳機能を使うときの注意点

Chrome などのブラウザには、ページ全体を自動翻訳する機能があります。案内文を読むだけなら便利なのですが、code.org のようにブロックを操作するタイプの教材で使うときは少し注意が必要です。

プログラミングのブロック自体の中の文字まで機械的に翻訳されてしまい、かえって意味がわかりにくくなったり、正しいブロックの組み合わせが見分けにくくなったりすることがあります。案内文やヒントの部分だけ翻訳して読み、実際に手を動かして組み立てる操作の部分は翻訳をオフにして英語のまま触らせる、という使い分けをおすすめします。「Hour of AI」のようなサービス名まで直訳されてしまい、かえって意味が通らなくなることもあるので、訳文がおかしいと感じたら元の英語表記を確認する習慣をつけておくと安心です。

英語のままでも子どもが進められる理由

実は、英語表示のまま code.org を進めてしまう子は珍しくありません。理由はシンプルで、ブロックプログラミングは文字よりも絵とアイコンが中心だからです。「動く」「くり返す」「もし〜なら」といった命令が色分けされたブロックの形と絵で表現されているため、英単語が読めなくても、見た目とパズルのようなはめ込み方でなんとなく操作できてしまいます。

説明動画には字幕がついていることが多く、間違えてもすぐにやり直せる作りになっているのも安心材料です。子どもは大人よりも「わからない部分は読み飛ばして、とりあえず触ってみる」ことに抵抗が少ないので、思っている以上にすいすい進んでしまうことも多いです。

公式が紹介している無料アクティビティを見ても、そのことがよくわかります。たとえば身体の動きでAIのパターン認識を学ぶ「Mix & Move with AI」、海のごみを見分けさせながら機械学習モデルを訓練する「AI for Oceans」、ブロックで音楽を組み立てる「Music Lab: Jam Session」などは、いずれも操作そのものが視覚的・体感的で、案内文が英語でも直感的に進めやすい作りになっています。マインクラフトを使った「Minecraft Hour of AI: The First Night」のように、ゲームの中でAIヘルパーに指示を出しながら進めるタイプの教材も同様に、文字を読むより先に手を動かして試せる場面が多いです。

それでも英語が厳しいと感じたときの代替案

とはいえ、案内文が読めないことがストレスになるお子さんや、保護者がつきっきりで訳してあげる時間が取りにくいご家庭もあると思います。そういう場合は、無理に code.org にこだわらず、日本語対応が手厚い教材から入るのも一つの手です。

  • Scratch(スクラッチ)は、メニューやブロックの表示を含めてほぼ全体が日本語化されており、code.org のブロックプログラミングに近い感覚を、日本語のまま体験できます。
  • もっと小さいお子さんにはViscuit(ビスケット)も選択肢になります。文字を読む場面がさらに少なく、絵を描いて動かす直感的な操作が中心です。
  • 自宅での言語のフォローに不安が大きい場合は、講師が日本語で説明してくれる教室を検討する方法もあります。子ども向けプログラミング教室おすすめランキングで、通室型・オンライン型それぞれの特徴を比較しています。

保護者がやっておくとよいこと

英語のまま挑戦させる場合でも、最初だけ少し手をかけてあげると子どものつまずきがぐっと減ります。私自身、娘に横についてあげたのは最初の10分程度で、あとは本人に任せていました。

最初の一歩
  • 最初の10分だけ横に座って、一緒に画面を触ってみる。
  • 次の5つの単語だけ先に教えておく:run(実行する)、step(1つずつ進める)、next(次へ)、try again(もう一度)、level(レベル・段階)。
  • 案内文が読めなくても、「とりあえずブロックを動かしてみよう」と声をかけて、失敗してもすぐやり直せることを伝える。

この5つの単語さえ頭に入っていれば、あとは子ども自身がブロックの見た目や動画の映像を頼りに、意外と自力で進めていけます。全部を訳してあげようとせず、要所だけサポートする、くらいの距離感がちょうどよいと感じています。逆に、隣でずっと日本語訳を読み上げ続けると、子どもが自分で試行錯誤する時間を奪ってしまうこともあるので、そこは少し我慢のしどころです。エンジニア時代に英語の技術文書を読み慣れていた私でも、子どもに英語のまま挑戦させるのは最初は不安でしたが、実際にはブロックの見た目だけで案外進んでいく様子を見て、拍子抜けした覚えがあります。

まとめ

2026年8月時点の code.org は、CodeAI・Hour of AI への移行が進む中で、実際に学習を進める studio.code.org は日本語表示に対応している一方、紹介ページや新しいAI系ページは英語のまま、という状態です。どこまで日本語で使えるかは教材ごとに違うので、「サイトが英語だから無理」と決めつけず、まずは学習画面(studio.code.org)を開いて日本語表示になるか確かめてみて、それでも厳しそうならScratchや教室に切り替える、という柔軟な構えで臨むのがよいと思います。

英語のページが今後どのくらいのペースで日本語化されていくかは、公式からの発表がない以上、私たち保護者にも予測はできません。ただ、ブロックプログラミングという仕組み自体が「文字を読まなくても試せる」設計になっていることは変わらないので、過度に身構えず、まずはお子さんと一緒に触ってみることをおすすめします。Code.org全体の仕組みや無料アクティビティの内容は、Code.orgとは?無料で学べるプログラミング学習プラットフォームで詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてください。

みれい

この記事を書いた人:みれい

元IT企業エンジニア(8年勤務・基本情報技術者/応用情報技術者)。小学生の娘2人のプログラミング教室選びをきっかけに、同じ悩みを持つ保護者のために情報を発信中。技術者としてサービスの中身を判断できる立場と、月謝を払う保護者の立場の両方から、正直な意見をお届けします。▶ プロフィール詳細

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