プログラミング教室と学習塾の掛け持ちは可能?

プログラミング教育コラム

「学習塾に通わせているけれど、プログラミングも習わせたい。両立できるだろうか」――小学校での必修化、中学校での技術科拡充、そして高校共通テスト「情報I」の本格導入を背景に、塾とプログラミング教室の掛け持ちを検討する家庭が増えています。本記事では、両立は十分に可能であることを前提に、具体的なスケジュール例・費用感・優先順位の判断軸まで、実践的に解説します。

結論:週1×週1の掛け持ちなら、ほとんどの家庭で両立できる

結論から言えば、塾が週1〜2回・プログラミング教室が週1回程度であれば、小学生・中学生どちらでも両立可能です。費用面では塾2万円+プログラミング教室1万円前後で月3〜4万円が現実的なライン。難しいのは中学受験の追い込み期(小6秋以降)と高校受験直前(中3)で、この時期は塾を最優先に組み替えます。それ以外の時期はプログラミングを継続する方が、結果的に「情報I」対策・思考力・モチベーション維持の面で有利です。

学習塾+プログラミング教室の費用シミュレーション

掛け持ちで気になるのはやはり費用です。学習塾は学年・コースで大きく変わりますが、プログラミング側はオンラインを選ぶと出費を抑えられます。以下は代表的な組み合わせ例です。

  • 小学生・低コスト型:個別指導塾(週1)月15,000円+デジタネ(年間プラン)月3,980円=合計約19,000円
  • 小学生・標準型:集団塾(週2)月20,000円+QUREO(月4回)月9,900円=合計約29,900円
  • 中学受験型:四谷大塚/日能研系(週3)月45,000円+ワンダーボックス(通信)月3,700円=合計約48,700円
  • 中学生・高コスト型:大手塾(週3)月35,000円+Tech Kids School(オンライン)月23,210円=合計約58,210円

低コストで両立するなら、プログラミング側はオンラインのデジタネかワンダーボックスが定番です。プログラミング側の月謝の詳細はプログラミング教室の料金比較で確認できます。

週間スケジュール例:両立できている家庭はどう組んでいるか

小学4年生・通学塾+通学プログラミングの例

結論として、平日の塾+週末のプログラミングが最もぶつかりにくい組み合わせです。具体例として、月・水・金の17時〜19時に算数中心の塾、土曜10時〜12時にQUREOで月4回プログラミング、というスケジュール。プログラミング側を土曜午前に集中させることで、平日の宿題・睡眠時間を削らずに済みます。

小学6年生・中学受験期のオンライン併用例

受験期は通学型のプログラミングをオンラインに切り替えるのが現実解です。塾を平日週4+土曜午前に振り、日曜午前にデジタネの動画教材で30分〜1時間プログラミングを継続。送迎不要・日時固定なしのオンライン教材なので、塾の特訓や模試が入った日はスキップできます。

中学2年生・部活+塾+プログラミングの例

中学生の場合は部活との兼ね合いがカギです。火・木に塾(19時〜21時)、土曜夜にアンズテックのオンライン少人数授業(90分)、日曜に部活、という配分が現実的。アンズテックは少人数制で振替対応もあるため、テスト前週に1回スキップしても挽回可能です。

優先順位の判断軸:迷ったらこう決める

1. 受験学年(小6・中3)は塾優先

小6の夏以降、中3の秋以降は受験を優先します。プログラミング側は完全に止めるのではなく、月謝の安いオンライン(デジタネ月3,980円、ワンダーボックス月3,700円)に切り替えて細く継続するのがベストです。一度やめてしまうと再開のハードルが上がるため、月1〜2回でも触れる環境は残しておくのが、後々の「情報I」対策にも効きます。

2. 非受験学年は「子どもが楽しい方」を残す

小4までや中1〜2の時期は、本人のモチベーションを最優先に。塾の宿題が消化できないほどプログラミングに没頭しているなら、塾側を個別指導や週1コースに減らす判断もアリです。逆に塾の成績で結果が出ていてプログラミングを嫌々やっているなら、思い切って一時休止する勇気も必要です。

3. 「情報I」を見据えるなら中学から再強化

2025年度から大学入学共通テストに「情報I」が加わり、Pythonベースの擬似コードが出題されています。中学生の段階でテキストコーディングまで進んでおくと、高校以降の負担が大きく減ります。Tech Kids SchoolやLITALICOワンダーのテキスト言語コース、デジタネのHTML/JavaScriptコースなどが中学生から狙い目です。

掛け持ちで失敗しないための注意点

  • 習い事の合計を週5以内に抑える:塾+プログラミング+スポーツで週6以上になると、宿題と睡眠時間が削られて成績にも悪影響
  • 送迎の往復時間を計算に入れる:通学型2つだと移動だけで週2〜3時間。プログラミング側はオンラインに寄せるのが省エネ
  • 振替制度がある教室を選ぶ:塾の特訓や模試と授業日が被ったときに振替できないと月謝が無駄になる
  • 夏期講習期間は別予算で考える:塾の季節講習は月謝とは別に5〜10万円かかる。プログラミング側を一時休会できるか事前確認

具体的な教室選びは子ども向けプログラミング教室ランキング、目的別の絞り込みは目的別プログラミング教室の選び方もご活用ください。

まとめ:両立は「時間」より「形態」で決まる

プログラミング教室と学習塾の掛け持ちは、お子さんの体力・学年・受験予定によって難易度が変わりますが、オンライン教材を上手に組み合わせれば多くの家庭で両立可能です。受験期は塾優先、非受験期はプログラミングを継続――この基本原則さえ守れば、両者は相反する習い事ではなく、思考力と学力の両輪として補完し合う関係になります。月謝3,700円〜4,000円台の通信/オンラインを併用するだけで、家計負担を抑えながら長く続けられる体制が整います。

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました