「子どもにプログラミングを習わせたいけど、教室がたくさんあってどこを選べばいいかわからない…」というお悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
プログラミング教室は2026年現在、全国に数千教室以上あると言われています。月謝や学習内容、講師の質、通いやすさなど、比較すべきポイントが多すぎて迷ってしまうのは当然のことです。
しかし、教室選びを間違えると「子どもが楽しめず通わなくなった」「費用が予想以上にかかった」「講師の教え方が合わなかった」など、時間もお金も無駄になってしまうリスクがあります。
この記事では、プログラミング教室選びで失敗しないための7つのチェックポイントを、具体例やNG例を交えて詳しく解説します。これを読めば、お子さまにぴったりの教室がきっと見つかります。
- プログラミング教室選びで確認すべき7つのチェックポイント
- 各ポイントの具体的な確認方法とNG例
- 年齢・目的別のおすすめ教室タイプ
- 教室選びでよくある失敗パターンと対策
チェック1:通学型かオンライン型かを決める
まず最初に決めるべきは、教室に通う「通学型」か、自宅で学ぶ「オンライン型」かです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、お子さまの性格やご家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。
通学型のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 先生に直接質問できる | 送迎が必要 |
| 実物教材(ロボット等)に触れられる | 近くに教室がないと通いにくい |
| 友達と一緒に学べる | 費用がオンラインより高め |
| 集中しやすい環境 | 曜日・時間が固定されがち |
オンライン型のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 送迎不要で時間を節約 | 自宅だと集中しにくい場合も |
| 費用が安い(月3,000円台から) | 実物のロボットには触れにくい |
| 全国どこからでも受講可能 | 自習型は挫折しやすい |
| スケジュールの柔軟性が高い | PCやタブレットが必要 |
- お子さまが低学年(小1〜小3)で、まだ一人でパソコン操作が難しい
- ロボットプログラミングに興味がある
- お友達と一緒に学ぶ環境が合っている
- 自宅だと集中できないタイプ
- 近くにプログラミング教室がない
- 送迎の時間が取れない
- 費用をできるだけ抑えたい
- お子さまが高学年以上で、ある程度自分で学習を進められる
「オンラインのほうが安いから」という理由だけでオンライン型を選んだところ、低学年のお子さまが画面の前に座り続けられず、すぐに辞めてしまったというケースがあります。費用だけでなく、お子さまの年齢や性格を考慮して選びましょう。
チェック2:対象年齢を確認する
教室によって対象年齢は異なります。年長から始められる教室もあれば、小学3年生以上が対象の教室もあります。お子さまの年齢に合った教室を選ぶことが、楽しく学ぶための大前提です。
年齢別のおすすめ教室タイプ
| 年齢 | おすすめのタイプ | 具体的な教室例 |
|---|---|---|
| 4〜6歳(幼児) | ビジュアルプログラミング・通信教材 | ワンダーボックス、ヒューマンアカデミージュニア(プライマリー) |
| 6〜9歳(低学年) | Scratch系・ロボット入門 | QUREO、ヒューマンアカデミージュニア(ベーシック) |
| 9〜12歳(高学年) | 本格プログラミング・ロボット応用 | Tech Kids School、アンズテック、デジタネ |
| 12歳以上(中学生) | テキストコーディング(Python等) | アンズテック、デジタネ |
「将来役立つからPythonを学ばせたい」と、小学1年生のお子さまをテキストコーディング中心の教室に入れたところ、難しすぎてプログラミング自体が嫌いになってしまったケースがあります。年齢に合ったレベルの教室を選ぶことが重要です。
チェック3:料金の総額を把握する
月謝だけでなく、入会金、教材費、ロボットキット代なども含めた総額で比較することが大切です。見かけの月謝が安くても、トータルで見ると高くなるケースは珍しくありません。
確認すべき費用項目
- 入会金:5,000円〜20,000円。無料キャンペーンの時期を狙うのがおすすめ
- 月謝:オンライン型3,000円台〜、通学型10,000円台〜
- 教材費・ロボットキット代:ゲーム系は無料〜、ロボット系は30,000円〜60,000円
- PCレンタル費:月額1,000〜3,000円(持ち込み可の教室も多い)
- 施設維持費:月額500〜2,000円
- その他:検定料、コンテスト参加費、発表会費など
費用比較のシミュレーション例
| 項目 | 教室A(通学型) | 教室B(オンライン型) |
|---|---|---|
| 入会金 | 11,000円 | 0円 |
| 月謝 | 9,900円 | 3,980円 |
| 教材費 | 0円 | 0円 |
| 施設維持費 | 1,100円/月 | 0円 |
| 交通費 | 1,000円/月 | 0円 |
| 初年度合計 | 約155,000円 | 約48,000円 |
「月謝9,900円」と聞いて入会したところ、施設維持費1,100円+PCレンタル費2,200円が毎月別途かかり、実質月額13,200円だったという事例があります。入会前に「月謝以外にかかる費用をすべて教えてください」と必ず確認しましょう。
費用について詳しく知りたい方は、プログラミング教室の費用相場の記事もご覧ください。
チェック4:カリキュラム内容を確認する
Scratchなどのビジュアルプログラミング、ロボット製作、マインクラフトを使った学習など、教室によって内容はさまざまです。お子さまの興味に合ったカリキュラムを選ぶことで、長く楽しく続けられます。
主なカリキュラムの種類
| カリキュラムの種類 | 特徴 | 向いている子 |
|---|---|---|
| ビジュアルプログラミング(Scratch等) | ブロックを組み合わせてプログラムを作る。初心者に最適 | プログラミング初心者、低学年 |
| ロボットプログラミング | ロボットを組み立て、動きをプログラムで制御する | ものづくりが好き、手を動かすのが好き |
| マインクラフト系 | マインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ | マインクラフトが好き、ゲーム好き |
| ゲーム制作(Unity等) | 本格的なゲームを開発する。高学年〜中学生向け | ゲームを作りたい、将来ゲームクリエイターになりたい |
| テキストコーディング(Python等) | 実際のプログラミング言語でコードを書く | 中学生以上、将来エンジニアを目指す子 |
カリキュラムで確認すべきポイント
- 段階的にレベルアップできるか:初心者向けからスタートして、上級者コースまで用意されているか
- ゴールが明確か:「○年後にはこんなことができるようになる」というビジョンがあるか
- 発表の機会があるか:作品発表会やコンテストへの参加機会があると、モチベーションが維持しやすい
- コース変更が可能か:興味が変わった場合に、別のコースに移れるか
「友達が通っているから」という理由でロボットプログラミング教室に入会したところ、お子さまはゲーム制作に興味があり、モチベーションが上がらずに半年で退会。ロボットキット代3万円が無駄になってしまったケースがあります。お子さまの興味を最優先で考えましょう。
チェック5:講師の質を確認する
体験授業に参加して、講師の教え方やお子さまとの相性を確認しましょう。講師の質は、お子さまの学習効果に直結する最も重要な要素のひとつです。
良い講師の特徴
- 答えをすぐに教えない:「どうすればいいと思う?」と考えさせるヒントを出してくれる
- お子さまのペースに合わせる:速い子にも遅い子にも柔軟に対応してくれる
- ほめ方が具体的:「すごいね」だけでなく「この部分の考え方が素晴らしいね」と具体的にほめる
- 質問しやすい雰囲気を作る:お子さまが「わからない」と言いやすい環境を作っている
- 保護者へのフィードバックがある:授業後にお子さまの様子や成長を報告してくれる
体験授業でチェックすべきポイント
- 講師はお子さまの名前を呼んで接しているか
- お子さまが質問したとき、丁寧に対応しているか
- つまずいたとき、ヒントを出して自分で考えさせているか
- 授業のテンポはお子さまに合っているか
- 講師の人数と生徒の人数の比率(少人数制か大人数制か)
体験授業では優しいベテラン講師が担当してくれたのに、入会後の通常授業ではアルバイト講師が担当になり、教え方に不満を感じたケースがあります。「通常授業も同じ講師が担当しますか?」と必ず確認しましょう。
チェック6:振替制度があるか確認する
急な体調不良や学校行事で休む場合に、振替授業が受けられるかどうかも重要なチェックポイントです。振替ができない教室だと、月謝を払っているのに授業を受けられないという損をする可能性があります。
振替制度で確認すべきポイント
- 振替の可否:そもそも振替制度があるかどうか
- 振替の期限:「当月中」「翌月末まで」など、いつまでに振替できるか
- 振替の回数制限:月に何回まで振替可能か
- 申請の方法:電話・メール・アプリなど、振替の申請方法
- キャンセル料:当日キャンセルの場合にキャンセル料がかかるか
| 教室タイプ | 振替対応 | 備考 |
|---|---|---|
| 大手フランチャイズ教室 | 振替可能(月1〜2回) | 他の曜日・時間帯で受講 |
| 個人経営の教室 | 教室による | 柔軟に対応してくれる場合も |
| オンライン教室 | 振替しやすい傾向 | 時間帯の選択肢が豊富 |
月2回の教室に通っていたが、振替制度がなく、学校行事と重なって1回休んだ結果、実質月1回しか授業を受けられなかったケースがあります。特に月2回の教室は、1回休むと授業回数が半分になるため、振替の有無は非常に重要です。
チェック7:無料体験に参加する
どの教室も無料体験を用意しています。必ず2〜3教室の体験に参加して、お子さまが一番楽しめる教室を選ぶのがおすすめです。
無料体験で確認すべきこと
- お子さまの反応:楽しそうにしているか、集中して取り組んでいるか
- 講師の対応:教え方は丁寧か、お子さまとの相性は良いか
- 教室の雰囲気:清潔で学びやすい環境か
- 他の生徒の様子:同年代のお子さまが楽しく学んでいるか
- 費用の総額:月謝以外にかかる費用をすべて確認
- 退会条件:辞めたい場合の手続きや条件
無料体験を最大限活用するコツ
- 最低2〜3教室は比較する:1教室だけでは良し悪しがわかりません
- お子さまの感想を聞く:「楽しかった?」「また行きたい?」と率直に聞きましょう
- 保護者も授業を見学する:講師の対応や教室の雰囲気を自分の目で確認
- 質問リストを準備する:費用・カリキュラム・振替制度など、聞きたいことをメモしておく
- その場で即決しない:「今日入会すると割引」と言われても、他の教室も見てから判断する
体験授業で「今日入会すると入会金無料」と言われ、その場で契約したが、後から他の教室のほうが子どもに合っていたと気づいたケースがあります。「持ち帰って検討させてください」と伝えて、冷静に判断することが大切です。
教室選びでよくある失敗パターンと対策
実際に保護者の方から聞いた「教室選びの失敗パターン」と、その対策をまとめました。
失敗パターン1:「有名だから」で選んでしまった
有名な教室でも、お子さまとの相性が悪ければ意味がありません。ブランド名ではなく、お子さまが楽しめるかどうかを最優先に考えましょう。
失敗パターン2:「友達が通っているから」で選んでしまった
友達と一緒だと楽しいかもしれませんが、お子さまの興味や学習レベルが違えば、途中で合わなくなることがあります。お子さま自身の興味を基準に選ぶことが大切です。
失敗パターン3:「月謝の安さ」だけで選んでしまった
月謝が安くても、教材費や施設維持費を含めると高くなるケースがあります。また、安い分だけ講師の質やカリキュラムの充実度が低い場合もあります。費用だけでなく、教育の質も含めたコスパで判断しましょう。
失敗パターン4:「体験授業」に参加せずに入会してしまった
Webサイトの情報だけでは、教室の雰囲気や講師の質はわかりません。必ず体験授業に参加して、実際の授業を見てから判断してください。
よくある質問(FAQ)
Q. プログラミング教室は何歳から始めるのがベストですか?
小学1〜2年生(6〜7歳)が最も多いスタート年齢です。ただし、ワンダーボックスなら4歳から、ヒューマンアカデミージュニアなら年長から始められます。「興味を持った時が始めどき」ですので、お子さまが関心を示したタイミングで検討してみてください。
Q. 週何回通うのがおすすめですか?
多くの教室は月2〜4回(週1回程度)です。プログラミングは反復学習が大切なので、教室に通う日以外にも自宅でScratchなどに触れる時間を作ると効果的です。
Q. 他の習い事と両立できますか?
多くのお子さまが他の習い事と両立しています。プログラミング教室は月2〜4回で1回60〜90分程度なので、他の習い事との時間的な衝突は比較的少ないです。オンライン型なら、さらにスケジュールの調整がしやすくなります。
Q. 途中でコースを変更できますか?
多くの教室ではコース変更が可能です。ただし、ロボットコースからゲームコースに変更する場合、購入済みのロボットキットは返金されないことが一般的です。入会前に「コース変更時の条件」を確認しておきましょう。
Q. 教室選びで最も重要なポイントは何ですか?
お子さまとの相性が最も重要です。カリキュラムの内容、講師の教え方、教室の雰囲気がお子さまに合っているかどうかは、体験授業に参加しないとわかりません。費用やブランドよりも「お子さまが楽しく学べるか」を最優先にしてください。
まとめ:7つのチェックポイントで失敗しない教室選びを
プログラミング教室選びは、お子さまとの相性が最も大切です。以下の7つのチェックポイントを確認して、最適な教室を見つけましょう。
- 通学型かオンライン型か:お子さまの年齢や性格に合わせて選ぶ
- 対象年齢:お子さまの年齢に合ったレベルの教室を選ぶ
- 料金の総額:月謝以外の費用も含めた総額で比較する
- カリキュラム内容:お子さまの興味に合った内容を選ぶ
- 講師の質:体験授業で教え方や相性を確認する
- 振替制度:休んだ場合の振替対応を確認する
- 無料体験:必ず2〜3教室を比較してから決める
まずは気になる教室の無料体験に参加してみてください。お子さまが「楽しい!」「もっとやりたい!」と思える教室なら、きっと長く続けられます。
おすすめのプログラミング教室を知りたい方は、こちらのランキング記事もご覧ください。費用・カリキュラム・口コミをもとに、人気教室を比較しています。
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