子ども向けプログラミング教室の中でも特に人気の「ヒューマンアカデミージュニア」と「Tech Kids School」。どちらも有名ですが、特徴は大きく異なります。
この記事では、この2つのプログラミング教室を料金・カリキュラム・対象年齢・口コミなど7つの観点で徹底比較します。さらに、実際の保護者の声やシナリオ別のおすすめもご紹介しますので、お子さまにぴったりの教室選びの参考にしてください。
2校の基本情報比較
| 比較項目 | ヒューマンアカデミージュニア | Tech Kids School |
|---|---|---|
| 運営会社 | ヒューマンアカデミー | CA Tech Kids(サイバーエージェントグループ) |
| 対象年齢 | 年長〜中学生 | 小学1年生〜中学3年生 |
| 月謝(税込) | 約10,890円 | 20,900円 |
| 入会金 | 11,000円 | なし |
| 教材費 | 33,000円(ロボットキット・初回) | なし |
| 授業形態 | 通学型(月2回・90分) | 通学型(月3回・120分)/ オンライン |
| 教室数 | 全国1,700教室以上 | 渋谷校+オンライン |
| 学習内容 | ロボット製作+プログラミング | Scratch→Swift・C#・Unity |
この比較表を見るだけでも、2校の方向性が大きく異なることがわかります。ヒューマンアカデミージュニアは「ものづくり×プログラミング」、Tech Kids Schoolは「本格的なプログラミング教育」にそれぞれ特化しています。
7つの観点で徹底比較
比較1:料金 → ヒューマンアカデミージュニアが安い
月謝で比較すると、ヒューマンアカデミージュニアが約10,890円、Tech Kids Schoolが20,900円と約2倍の差があります。
ただし、ヒューマンアカデミージュニアは初回にロボットキット代33,000円と入会金11,000円が必要です。初年度の総費用で比較すると:
- ヒューマンアカデミージュニア:約174,680円(初年度)
- Tech Kids School:約250,800円(初年度)
初年度でもヒューマンアカデミージュニアの方が約7.6万円安い結果になります。
2年目以降はさらに差が開き、ヒューマンアカデミージュニアは月謝とテキスト代(550円)のみとなるため、年間約137,280円で通えます。一方、Tech Kids Schoolは年間約250,800円のため、2年目以降は年間で約11万円以上の差になります。
ただし、授業時間で割ると時間単価はほぼ同等(後述)ですので、単純に「安い=お得」とは限りません。お子さまの目的や学習スタイルに合った教室を選ぶことが大切です。
判定:費用面ではヒューマンアカデミージュニアに軍配
比較2:通いやすさ → ヒューマンアカデミージュニアが圧勝
ヒューマンアカデミージュニアは全国1,700教室以上で、地方都市でも近くに教室がある可能性が高いです。一方、Tech Kids Schoolの通学型は渋谷校のみ。
ただし、Tech Kids Schoolはオンライン校も用意しているため、渋谷に通えない方でも受講可能です。
通いやすさの面で見ると、特に小さなお子さまの場合は送迎の負担も考慮する必要があります。ヒューマンアカデミージュニアなら自宅から近い教室を選べるため、保護者の負担が軽くなるのは大きなメリットです。一方で、オンライン受講が可能なTech Kids Schoolは、自宅にいながら高品質な授業が受けられるため、移動時間ゼロという利点もあります。
判定:通いやすさではヒューマンアカデミージュニアが優位
比較3:カリキュラムの本格度 → Tech Kids Schoolが上
ヒューマンアカデミージュニアはロボット製作を通じてプログラミングの基礎を学ぶスタイル。「ものづくり」の楽しさを重視しています。
Tech Kids Schoolは、Scratchから始めて最終的にはSwiftやC#、Unityなどプロが実際に使うプログラミング言語まで学べます。将来IT業界を目指すなら、より実践的です。
具体的なカリキュラムの進み方を見てみましょう:
ヒューマンアカデミージュニアのカリキュラム
- プライマリーコース(年長〜):ブロック教材でロボットの基礎を学ぶ
- ベーシックコース(小学生〜):センサーやモーターの仕組みを理解
- ミドルコース:より複雑なプログラムと機構に挑戦
- アドバンスコース:タブレットを使ったプログラミング制御
Tech Kids Schoolのカリキュラム
- エントリーステージ:Scratchでプログラミングの基本を学ぶ
- ジュニアステージ:Scratchで本格的な作品制作に挑戦
- ファーストステージ:Swift/C#など本格言語に移行
- セカンドステージ以降:Unity、Webアプリ開発など実践的な開発
Tech Kids Schoolでは最終的にApp StoreやGoogle Playにアプリを公開するお子さまもいるなど、実務レベルのスキルが身につきます。一方、ヒューマンアカデミージュニアでは、ロボット大会への出場を通じてプレゼン力やチームワークを磨けるのが魅力です。
判定:プログラミングの本格度ではTech Kids Schoolが優位
比較4:対象年齢 → ヒューマンアカデミージュニアが幅広い
ヒューマンアカデミージュニアは年長から受講可能。Tech Kids Schoolは小学1年生からです。
早くからプログラミング教育を始めたい方には、ヒューマンアカデミージュニアが適しています。
特に5〜6歳のお子さまの場合、まだキーボード入力が難しいため、ブロックを使ったロボット製作から始められるヒューマンアカデミージュニアは取り組みやすいでしょう。一方、小学3年生以上であれば、Tech Kids Schoolで最初からプログラミングに集中する方が効率的に学べるケースもあります。
判定:低年齢スタートならヒューマンアカデミージュニア
比較5:授業時間・頻度 → Tech Kids Schoolが充実
| 項目 | ヒューマンアカデミージュニア | Tech Kids School |
|---|---|---|
| 授業回数 | 月2回 | 月3回 |
| 1回の授業時間 | 90分 | 120分 |
| 月間合計 | 180分(3時間) | 360分(6時間) |
月間の授業時間で見ると、Tech Kids Schoolはヒューマンアカデミージュニアの2倍の学習時間が確保されています。月謝が2倍ですが、授業時間も2倍なので時間単価はほぼ同じです。
学習時間の多さは、スキルの定着度に直結します。プログラミングは反復練習が重要な分野ですので、週1回以上のペースで学べるTech Kids Schoolは上達が早い傾向があります。ただし、他の習い事と両立させたいご家庭には、月2回のヒューマンアカデミージュニアの方がスケジュール調整がしやすいというメリットもあります。
判定:授業のボリュームではTech Kids Schoolが充実
比較6:身につくスキル → それぞれ異なる強み
| スキル | ヒューマンアカデミージュニア | Tech Kids School |
|---|---|---|
| プログラミング基礎 | ◎ | ◎ |
| 本格プログラミング言語 | △ | ◎ |
| ロボット工学 | ◎ | × |
| デザイン力 | △ | ◎ |
| プレゼンテーション力 | ○ | ◎ |
| 空間認識能力 | ◎ | △ |
それぞれの教室で身につくスキルは方向性が異なります。ヒューマンアカデミージュニアでは「ものづくり」を軸にした理系的思考力が育ちます。ロボットの組み立てを通じて空間認識能力や機械工学の基礎が自然と身につくのが特徴です。
一方、Tech Kids Schoolでは「デジタルクリエイティビティ」が育ちます。プログラミングだけでなく、UIデザインやプレゼンテーションなど、IT業界で求められる総合的なスキルを学べます。
判定:ロボット・ものづくり系ならヒューマン、IT・デジタル系ならTech Kids
比較7:こんなお子さまにおすすめ
- ブロック遊びやものづくりが好き
- 手を動かして学ぶのが好き
- まだ低年齢(年長〜小学校低学年)
- 近くの教室に通いたい
- 費用を抑えたい
- ゲーム作りやアプリ開発に興味がある
- 将来IT業界に興味がある
- 本格的なプログラミング言語を学びたい
- 渋谷に通える or オンラインでOK
- プレゼン力やデザイン力も伸ばしたい
シナリオ別おすすめガイド
お子さまの状況別に、どちらの教室が向いているかをまとめました。
シナリオ1:「プログラミングを初めて体験させたい」(年長〜小2)
おすすめ:ヒューマンアカデミージュニア
まだ小さなお子さまは、画面に向かうよりも手を動かして「形あるもの」を作る方が集中しやすい傾向があります。ロボットが動いたときの感動が学びのモチベーションになります。
シナリオ2:「将来エンジニアやゲームクリエイターになりたい」(小3〜)
おすすめ:Tech Kids School
将来的にIT業界を目指すなら、早い段階から本格的なプログラミング言語に触れることが有利です。Tech Kids Schoolの卒業生には実際にアプリをリリースしたお子さまもいます。
シナリオ3:「地方在住で近くにプログラミング教室がない」
おすすめ:ヒューマンアカデミージュニアまたはTech Kids Schoolオンライン
ヒューマンアカデミージュニアは全国展開しているため、地方でも見つかる可能性が高いです。それでも見つからない場合は、Tech Kids Schoolのオンラインコースが選択肢になります。
シナリオ4:「費用を最小限に抑えたい」
おすすめ:ヒューマンアカデミージュニア
月謝が約半額で、月2回のペースなので他の習い事との両立もしやすいです。ただし、初期費用のロボットキット代(33,000円)は必要ですので、初月の支出は考慮しておきましょう。
シナリオ5:「たくさん学ばせてスキルを早く伸ばしたい」
おすすめ:Tech Kids School
月間6時間の授業時間は、他の教室と比べても充実しています。集中的に学ぶことで短期間でのスキルアップが見込めます。
保護者の体験談
ヒューマンアカデミージュニアに通わせている保護者の声
小2男子のお母さま:
「息子はブロック遊びが大好きだったので、ロボット教室を選びました。最初は『ちゃんと90分集中できるかな?』と心配でしたが、実際には夢中になって時間が足りないくらいです。毎月新しいロボットを作るので、家に帰ってからも自分でアレンジして遊んでいます。月2回のペースもちょうどよく、サッカーと両立できています。」
Tech Kids Schoolに通わせている保護者の声
小4女子のお父さま:
「娘がYouTubeでゲーム実況を見て『自分でもゲームを作りたい!』と言い出したのがきっかけです。最初はScratchから始めて、今はSwiftでiPhoneアプリの開発に挑戦しています。渋谷の教室は雰囲気がとても良く、メンターの大学生が優しく教えてくれるので、娘も楽しそうに通っています。年に一度の発表会では、自分の作品をプレゼンする経験もでき、人前で話す力もついたと感じています。」
よくある質問(FAQ)
Q. プログラミング未経験でもついていけますか?
A. どちらの教室も完全初心者向けのカリキュラムが用意されています。ヒューマンアカデミージュニアはブロックの組み立てから、Tech Kids SchoolはScratchのドラッグ&ドロップから始まるので、プログラミング経験がなくても安心です。
Q. パソコンやタブレットは自分で用意する必要がありますか?
A. ヒューマンアカデミージュニアは教室にある教材を使用するため、基本的に不要です。Tech Kids Schoolは通学の場合は教室のパソコンを使用しますが、オンラインの場合はパソコンが必要です。
Q. 途中で退会する場合、違約金はかかりますか?
A. どちらの教室も、基本的に違約金は発生しません。ヒューマンアカデミージュニアは前月末までに退会届を提出、Tech Kids Schoolも所定の期日までに連絡すればOKです。
Q. 両方の体験に参加してから決めても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。むしろ両方の無料体験に参加することを強くおすすめします。お子さまの反応を直接見ることで、どちらが合っているかがはっきりわかります。体験後に無理な勧誘をされることもありませんので、安心して参加してください。
Q. ヒューマンアカデミージュニアのロボットキットは退会後も使えますか?
A. はい、購入したロボットキットは退会後もお子さまのものです。自宅で引き続きロボット製作を楽しむことができます。
結論:どちらも優れた教室、お子さまの興味で選ぼう
どちらも素晴らしい教室ですが、方向性が異なります。
- ロボット・ものづくり派 → ヒューマンアカデミージュニア
- ゲーム・アプリ開発派 → Tech Kids School
最終的には、お子さまが「楽しい!もっとやりたい!」と思える方を選ぶのが一番です。プログラミング教育で最も大切なのは「継続」であり、お子さまが楽しいと感じる教室なら、自然とスキルは身についていきます。
迷ったら、両方の無料体験に参加してお子さまの反応を見るのが一番です。実際に体験してみると、お子さまがどちらにより興味を示すかがはっきりわかります。



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